当ブログについて

初めまして。

管理人についての軽い自己紹介と、このブログがどのようなものかについての簡単な説明をしようと思います。

 

私は都市計画について学びたいと考えている、仙台在住の大学生です。中でも、減災や復興といった、「災害に強い街作り」というものに強い関心をもっています。大学進学で親元を離れて暮らすことを選択しましたが、宮城で学びたいと思った理由も、「復興について自分の肌で感じたい」ということが一つにありました。

 

ここまで復興に関心を持つきっかけになったのが、7年前に発生した東日本大震災です。テレビで伝えられる被害状況がかなりの衝撃を伴って記憶されたこと、親族が石巻市に暮らしていたこと、実際に現地で被害を見たこと……。これらのことが積み重なり、現在に至ります。

 

さて、このブログについてですが、タイトル通り、都市と災害復興という二点について書いていこうと考えています。大学で今年の前期に受講したとある講義が、ブログ開設のきっかけになりました。「震災からの復興について考える」というような内容で、様々な分野の教授の講義と、名取市閖上のフィールドワーク、そしてそこから見えた問題の解決方法についての学生プレゼンからなるものでした。この中で、最も強く印象に残っていることがあります。それは「忘れることの恐ろしさ」。閖上でのフィールドワークで、以前津波が来たことを示す石碑があったにもかかわらず、「津波は来ない」という、言ってしまえば謎の伝承により避難しない人が多かったということを知りました。これに私は衝撃を受けました。事実を伝える石碑よりも、特に根拠のない伝承の方が力を持ってしまった。それでは同じ悲劇を繰り返すだけであり、実際に繰り返してしまったのです。

 

災害による犠牲を少しでも抑えたい、そのためには何よりも「災害について知る」ことが重要である。そう思った私は、自分で被災地を訪ね、現在の様子をこのような形で伝えていきたいと考えました。どれほど多くの人に見ていただけるかはわかりませんが、小さなことでも、発信することが必要だと考えています。

 

これに関連して、都市計画に興味を持っていることから、訪ねた街についても書いていこうと思っています。私は大学の街歩きサークルのようなものに所属しており、基本的に月一回のペースでフィールドワークを行っています。その中で、私の視点で気づいたことや、興味深いことなどについて書いていければなと思っております。

 

だらだらと書いてきてしまいましたが、今回はこの辺で。

どうぞよろしくお願いします!